片思い 2014 10 4

 私は、2012年1月29日に、
「中国にとって、済州島は価値ある島です」と書きました。
 つまり、済州島は、中国軍にとって、
重要な軍事的拠点になるという意味で書きました。
 ところで、月刊誌SAPIO(2014年10月号)では、
「済州島に建設中の巨大な海軍基地」という記事がありました。
 私は、これを読んで、
「韓国が中国のために海軍基地を作っている。
相変わらず、見事な忠臣ぶりを発揮している」という感想を持ちました。
 この海軍基地が完成するころには、
実質的に中国の基地となるかもしれません。
 アメリカは、当初、この海軍基地は、
韓国が同盟国であるアメリカのために建設していると思っていました。
しかし、結果は、アメリカの「片思い」に終わりました。
 恋愛の魔術師は、見事に「二股外交」を使いこなすと聞いたことがあります。
確かに、私は、韓流のドラマを見た時、ビックリしました。
韓国人は、恋愛の「駆け引き」は、世界トップレベルであると思いました。
だから、お人好しのアメリカ人は、簡単に騙されるのです。

反日と反米 2014 9 21

書名 日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う
著者 鈴置 高史  日経BP社

 最近、日本の新聞では、連日、
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」のニュースを取り上げています。
これは、「中東が、大変なことになっている」という認識があるからでしょう。
 しかし、日本にとって、「大変なことになっている」のは、
中東ではなく、韓国です。
 日本の世論の大勢は、著者が指摘しているように、
「韓国のことは、ほっておけ」というものですが、
そうした無関心のせいで、
いつの間にか、韓国が大変なことになっていることに気づかないのです。
 韓国が、朴大統領になってから、
中国に激しく傾斜して、中国の属国になりつつある現状があります。
 韓国において、反日は仕方ないかもしれませんが、
それどころか、嫌米親中あるいは反米親中路線を、
朴大統領は推進しています。
 著者が言うように、
韓国では、公然と反米は言えないので、
方便として反日を使っている部分があるのです。
私が思うに、韓国社会の底流には、反米があります。
 このように書くと、多くの日本人は、
「それならば、韓国のことで困ったら、
宗主国である中国共産党指導部に頼み込んで、
黙らせろ」と冷たい反応をするでしょう。
 しかしながら、韓国が中国の属国になったということは、
中国の国境が、日本の対馬沖まで迫ってきていることを意味します。
私は、そういう可能性を何年も前から指摘していました。
 アメリカも、やがて、
「韓国のことは、ほっておけ」となるでしょう。
アメリカも頭に来ているからです。
 この本から気になるところを引用しましょう。
米国の朝鮮半島政策に大きな影響力を持つ、
ビクター・チャ・ジョージタウン大学教授は7月18日、
「このまま行くと米韓同盟は消滅し、
韓国は中国の一部に戻ることになる」と韓国紙で警告した。
 韓国の「二股外交」を見て取った米国は、2013年秋から、
国防長官、副大統領、国務長官、
最後にはオバマ大統領までが韓国を訪れ、
引きとめに全力を挙げていた。
だが、朴政権は、「離米従中」に突き進んだ。
(引用、以上)
 もうひとつ引用しましょう。
韓国は米国とハイレベルの軍事協議をした後、
情報機関のトップを直ちに北京に送り、
内容を中国共産党トップに報告するのだそうです。
 米軍の最高幹部が日本政府高官に漏らした話です。
中韓の国交正常化の直後から始まった「行事」だそうで、
米軍の最高幹部は、「我々は、それを知っている」と苦笑していたそうです。
(引用、以上)
 このように危機を訴えても、
日本の世論は、やがて、
「韓国問題は、宗主国である中国共産党指導部に頼み込んで、
何とかならないものか」という方向に行くでしょう。
 それどころか、韓国問題で困ったら、
「中国共産党指導部の管理監督責任を問う」ところまで行くでしょう。










































































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